トークンインポートとは
トークンインポートとは、ウォレット(MetaMaskやRabbby Walletなど)に特定のトークンを表示できるようにすること。トークンをインポートすることにより、ウォレット上でトークンの残高を確認したり、送金することが可能になります。
「仮想通貨のエアドロップをClaimしたのにウォレット上で確認できない」という質問をよく頂きますが、この場合、トークンインポートしていないケースが非常に多いです。
一般的に、ウォレットは主要なトークン(例:ETHやBNBなど)をデフォルトで表示していますが、その他のトークン(例:エアドロップで受け取ったもの)は、ウォレットに手動で追加する必要があります。
トークンインポートの3つの方法
この記事では、MetaMask(メタマスク)にトークンをインポートする方法を3つ紹介します。PCでのやり方を紹介していますが、スマホも同様なので省略します。始めたばかりの方は、1のやり方だけでも覚えておきましょう。
- CoinMarketCapからインポート
- コントラクトアドレスをコピペして手動でインポート
- エクスプローラーでコントラクトアドレスを調べてインポート
(エアドロップをClaimした直後によくやる方法)
ちなみに、コントラクトアドレスとは、ブロックチェーン上で特定のトークンを識別するための固有の住所(アドレス)のようなものです。トークンインポートの際には必ず必要になります。
方法①:CoinMarketCapからインポート
- CoinMarketCapを開く
- 特定のトークンページへ(例:Wormhole)
- 「Add to MetaMask」をクリック
1. CoinMarketCapを開く
2. 特定のトークンページへ(例:Wormhole)
3. 「Add to MetaMask」をクリック
少し見にくいですが、メタマスクの犬のアイコン(赤矢印)をクリックすると、メタマスクが自動で開きます。「Add token」をクリックすればトークンインポート完了です。
方法②:コントラクトアドレスを手動でインポート
- CoinMarketCapを開く
- 特定のトークンページへ(例:Wormhole)
- コントラクトアドレスをコピー
- MetaMaskにコントラクトアドレスをコピペしてインポート
1. CoinMarketCapを開く
2. 特定のトークンページへ(例:Wormhole)
3. コントラクトアドレスをコピー
Contractsの部分にあるアドレスをコピーします。
複数のブロックチェーンに対応しているトークンの場合は、「∨(赤矢印)」をクリックすると、それぞれのチェーンのコントラクトを確認&コピーできます。
4. MetaMaskにコントラクトアドレスをコピペしてインポート
メタマスクを開いて、「︙」→「Import tokens」をクリックします。
「Custom token」を選択して、「Token contract address」にコピーしたコントラクトアドレスを貼り付けます。
すると、「Token symbol」や「Token decimal」が自動で入力されるので、「Next」をクリックします。
最後に「Import」をクリックしたらトークンインポート完了です。
方法③:エクスプローラーでコントラクトアドレスを調べてインポート
- エクスプローラーを開く
- トークン名をクリック
- コントラクトアドレスをコピー
- MetaMaskにコントラクトアドレスをコピペしてインポート(上記同様)
1. エクスプローラーを開く
メタマスクを開いて、「︙」→「View on explorer」からエクスプローラーを開きます。(ここではBaseチェーンで紹介しています)
2. トークン名をクリック
該当のトランザクションを探し詳細を見ると、以下のようにさまざまな情報が記載されています。その中から、トークン名(赤枠参照)をクリックします。
3. コントラクトアドレスをコピー
トークン詳細が表示されるので、コントラクトアドレス(赤枠参照)をコピーします。
4. MetaMaskにコントラクトアドレスをコピペしてインポート
メタマスクを開いて、「︙」→「Import tokens」をクリックします。
「Custom token」を選択して、「Token contract address」にコピーしたコントラクトアドレスを貼り付けます。
すると、「Token symbol」や「Token decimal」が自動で入力されるので、「Next」をクリックします。
最後に「Import」をクリックしたらトークンインポート完了です。
補足:トークンインポートができない場合
私自身、トークンインポートができなかったことはないですが、メタマスクがエラーになり表示がおかしくなったことがあります。
その場合は、メタマスクの拡張機能を一旦オフにして、再度オンにするとだいたい直ります。(絶対にメタマスクの拡張機能を削除しないでください)
それでもトークンが追加できないときは、Xでご質問ください。
最後に、Xの投稿に「メタマスク」や「MetaMask」というキーワードを含めると、スキャマー(詐欺師)がリプ欄に大量発生します。彼らは、「メタマスクのサポート」と謳って、あなたのウォレットの秘密鍵を聞いてきます。秘密鍵を教える=ウォレットがハッキングされる=資産がすべて盗られるので注意してください。